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老後資金の算出方法
老後資金は、単純に言えば老後にかかる生活費から公的年金などの収入を差し引いた差額が必要です。
そのため、公的年金をどれくらいもらうのか、世帯構成はどうなっているのか、毎月の生活費や突発的な支出としてどれくらい見ておけばよいのかなどによって、予定する老後資金の額もかなり異なってきます。
シニア世代になると、子どもが独立して夫婦二人で生活する費用のめどが立ってくる世帯も少なくありません。まずは家計簿をつけて毎月の必要な生活費を算出してみましょう。
月々の生活費だけでなく、固定資産税や所得税などの年間で発生する税金、家電や車の買い替え、家の修繕などの突発的な費用、高齢になるにつれて支出の増加が予測される医療費などの予測も必要です。
次に、年金事務所から届く通知書で、公的年金の受給予定額を調べておきます。ただし、受給される際は税金等の差し引きがありますので、実際に生活費として使える金額は少なくなることに注意しておきましょう。
また、老後に不動産収入やパートの給与などの公的年金以外の収入が見込める場合には、それも収入に加えておきます。
老後に必要な金額を計算するには寿命の予測を立てる必要があります。一般的な平均は男性が81.41歳、女性が87.45歳とされていますが、それ以上に長生きする可能性も考えておきましょう。
これらの数字が出たら、老後資金の目安を算出することが可能です。
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無料で利用できるシミュレーションも
自分で計算するのが面倒な場合には、ネット上で無料で利用できるシミュレーションサイトも見つかります。
年齢や貯蓄額、家族構成、大きな出費などの必要項目を入力するだけで不足額が算出されるため、簡単です。ただし、二人以上の世帯でシミュレーションをする際には、どちらか一方に先立たれた場合についても考えておきましょう。
特に、高額の年金を受給している方が先に亡くなった場合、その後必要になる資金が増えることになりますので、余裕をもって早めに貯蓄をすること、節約に挑戦することが重要です。
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