HYBE(ハイブ)1~3月期営業益72.6%減「BTSの不在響く」営業利益は前年同期比72.6%減の144億ウォン(約16億3000万円)、売上高は12.1%減の3609億ウォン

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HYBE、韓国の総合エンターテインメント大手で、世界的に有名なアーティストグループBTS(防弾少年団)を擁する企業が、2023年1~3月期の財務結果を発表した。この報告によると、同期間の営業利益は前年同期比で72.6%の大幅減となり、144億ウォン(約16億3000万円)に留まった。売上高も12.1%減の3609億ウォンとなり、市場の予想を下回る結果となった。この業績の悪化は、特にBTSメンバーの全員が兵役中であることが大きく響いている。

業績低下の主な要因

BTSの不在: 最大の収益源であるBTSが兵役で活動休止中であることが、コンサート収入の激減を招いています。通常、BTSのコンサートは数千万ドルの収益を生み出すため、この欠如はHYBEの財務に直接的な打撃を与えています。

 

新人アーティストのデビュー費用: 新グループの育成とデビューには多額の投資が必要で、これが短期的には収益性に影響を及ぼしています。しかし、これは長期的な成長戦略の一環であり、将来的な収益増加につながる投資です。

 

商品販売と音楽配信の低迷: 主要アーティストの活動停止は、グッズ販売や音楽配信の数字にも影響を与えており、これらの収益が期待ほどには伸びていません。

 

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見込みとの乖離

韓国金融経済情報メディア、聯合インフォマックスによると、市場予想ではHYBEの営業利益が151億ウォンに達すると見込まれていましたが、実際の数字はこれを4.3%下回るものでした。この市場との乖離は、投資家の信頼に影響を与える可能性があり、HYBEの株価にも短期的なボラティリティを引き起こす原因となっています

 

今後の展望

HYBEは、「財務体質の改善を図り、黒字基調を維持している」と評価しており、経営の基盤は安定していると見ています。4~6月期には、所属アーティストの活動が再開し、特に世界ツアーの開始が収益改善に寄与する見込みです。また、BTSのメンバーも2023年6月から順次除隊が始まり、グループ活動の再開が期待されています。その他、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、BOYNEXTDOOR、ENHYPEN、NewJeansなどのアーティストも新作をリリースし、業績回復に貢献する可能性が高いです。

まとめ

HYBEの2023年第一四半期の業績は、BTSの全員が兵役に就いている影響を受けて大幅に減少しましたが、経営基盤は依然として強固であり、将来的な回復が見込まれます。新人アーティストの育成と既存アーティストの活動再開が、今後の業績回復の鍵を握るでしょう。特に、BTSの活動再開は、HYBEにとって大きな収益の源泉となることが期待されています。会社の将来は、依然として明るい展望が期待されます。

 

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