ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）の口コミや評判は？メリット・デメリットを解説

ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）（通称オルカン）は、世界中の株式市場に分散投資できる低コストのインデックスファンドとして、多くの投資家から注目されています。特に、長期の資産形成を目指す人にとって、コストを抑えつつ広範囲に投資できる点が大きな魅力です。

しかし、どんな金融商品にもメリットとデメリットがあり、オルカンも例外ではありません。実際に投資している人の口コミや評判をもとに、どのような点が評価され、どのような懸念があるのかを詳しく解説していきます。この記事を読むことで、オルカンが自分に適した投資商品なのかを判断する材料となるでしょう。

ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）とは？

ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）（通称オルカン）は、三菱UFJ国際投信が提供する低コストのインデックスファンドです。このファンドは、世界の株式市場全体に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス（ACWI）に連動する運用を行っています。

オルカンは、日本を含む先進国および新興国の株式約3,000銘柄に分散投資ができる点が特徴です。個別株のように特定の企業に依存するリスクを抑えながら、世界経済全体の成長に期待して投資ができるため、長期投資に適した商品として人気があります。

また、ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍシリーズは「業界最低水準のコストを目指し続ける」という方針を掲げており、オルカンもその例に漏れず、信託報酬が年0.1133％（税込）と極めて低い水準を維持しています。投資信託の運用コストは、長期運用ではリターンに大きく影響するため、低コストであることは非常に重要です。

さらに、つみたてNISAやiDeCo（個人型確定拠出年金）にも対応しており、税制優遇を受けながら長期的に資産形成を目指せる点も、多くの投資家に選ばれている理由の一つです。

項目	内容
投資対象	全世界（日本含む）
連動指数	MSCI ACWI（オール・カントリー・ワールド・インデックス）
銘柄数	約3,000
信託報酬	年0.1133％（税込）
つみたてNISA・iDeCo対応	〇
為替リスク	あり

オルカンに対する投資家の評価は総じて高く、特に低コスト・分散投資・長期向きの点が支持されています。実際の口コミを見てみると、以下のようなポジティブな意見が目立ちます。

低コストで長期投資に適している
- 信託報酬が業界最安クラスなので、長期投資には最適
- 10年、20年と保有する予定だから、コストの低さが魅力
1本で全世界に分散投資できる
- 個別株や特定の国に依存せずに投資できるのが嬉しい
- 国際分散投資を考えていたけど、オルカン1本で完結するので楽
つみたてNISAやiDeCoに適している
- 非課税枠を活用して、オルカンに毎月コツコツ積み立てている
- 長期運用の基本は低コストと分散、オルカンはどちらもクリアしている

一方で、オルカンに対して不安を抱えている投資家もおり、特に為替リスク・短期リターンの低さ・日本株比率の低さが指摘されています。これらの不安をどう解決できるかを考えます。

懸念点	具体的な意見	対応策
短期で大きな利益が出にくい	インデックスファンドなので急騰は期待できない	短期で大きな利益を狙う場合は、個別株やアクティブファンドとの併用を検討
為替リスクがある	円高になると資産が目減りするのが怖い	為替リスクを抑えるために、日本株ファンドや債券ファンドを併用
日本株の比率が低い	日本株が10％未満なので、もう少し比率を増やしたい	TOPIXや日経225に連動するファンドを組み合わせる

オルカンは業界でも最低水準の信託報酬（0.1133％）を実現しており、長期で運用するほどコストメリットが大きくなります。

日本を含む先進国・新興国の約3,000銘柄に投資できるため、個別株投資のような「特定の銘柄に依存するリスク」を回避できます。

税制優遇を活用しながら資産形成が可能です。