住宅ローンを選ぶ際には、金利だけでなく、手数料や保証内容、利便性なども考慮する必要があります。特に、auじぶん銀行とPayPay銀行は、インターネット専業銀行として非常に人気があります。今回は、両行の住宅ローンを徹底比較し、あなたに最適なローンを見つけるためのポイントを解説します。
auじぶん銀行とPayPay銀行の基本特徴の比較
まずは、両銀行の基本的な特徴を確認しましょう。
項目 | auじぶん銀行 | PayPay銀行 |
---|---|---|
金利(変動金利) | 0.38%(2024年) | 0.41%(2024年) |
手数料 | 事務手数料2.2%、保証料無料 | 事務手数料2.2%、保証料無料 |
団信 | がん50%保障団信、11疾病保障団信あり | がん・生活習慣病のオプションあり |
契約手続き | すべてオンライン、スマホアプリ対応 | すべてオンライン、PayPayアプリと連携 |
特色 | auユーザー向けの優遇金利あり | PayPayボーナス獲得機能あり |
金利と手数料の詳細比較
住宅ローンのコストに直結する「金利」と「手数料」。両行の設定に大きな差があるか確認してみましょう。
金利比較
- auじぶん銀行:変動金利は年0.38%と業界屈指の低金利を誇ります。特に、auユーザーには追加の金利優遇があり、さらに低い金利でローンを利用できます。
- PayPay銀行:変動金利は年0.41%。auじぶん銀行に比べてやや高いですが、それでも十分に低金利です。
手数料比較
手数料項目 | auじぶん銀行 | PayPay銀行 |
---|---|---|
事務手数料 | 借入額の2.2% | 借入額の2.2% |
保証料 | 無料 | 無料 |
繰り上げ返済手数料 | 無料(ネットで手続き) | 無料(ネットで手続き) |
両行とも、保証料や繰り上げ返済手数料は無料です。しかし、借入時に発生する事務手数料が借入額の2.2%となるため、ある程度の初期費用が必要です。
団信(団体信用生命保険)の保障内容を比較
団信は住宅ローン契約時に重要な保険で、ローンを契約する方が万が一の事態に陥った際、ローン残高を保障するものです。auじぶん銀行とPayPay銀行の団信内容は異なり、保障範囲やオプションが選択肢を左右します。
- auじぶん銀行の団信:がん50%保障団信、11疾病保障団信があり、リスクを幅広くカバー。
- PayPay銀行の団信:がんや生活習慣病のオプションがあるが、auじぶん銀行ほど充実していない。
手続きのスムーズさと利便性の比較
両行ともネットでの申し込みや手続きが基本です。
- auじぶん銀行:すべての手続きがオンラインで完結。スマホアプリで進捗確認も簡単。
- PayPay銀行:PayPayアプリと連携し、キャッシュレス決済とローン管理が一元化できる。
返済期間と繰り上げ返済制度の比較
返済期間や繰り上げ返済の柔軟性も、住宅ローン選びの重要な要素です。
- 返済期間
- auじぶん銀行:最長35年の返済期間で、ライフプランに合わせた返済計画が立てやすいです。
- PayPay銀行:同じく最長35年まで設定可能で、途中で返済プランを変更する際の手数料は無料です。
- 繰り上げ返済
両行ともインターネット経由で繰り上げ返済が可能で、手数料はかかりません。
サポート体制とその他のサービス
- auじぶん銀行:オンライン上で24時間サポート。KDDIとの連携サービスも魅力的です。
- PayPay銀行:カスタマーサポートがやや弱いものの、オンラインでの質問受付が可能です。
まとめ「最後にどちらを選ぶべきか」
両行にはそれぞれ強みがあります。選ぶ基準はあなたのライフスタイルやニーズに応じて異なります。
- auじぶん銀行がおすすめな人:auユーザーで、金利優遇や団信の手厚い保障を重視する方。
- PayPay銀行がおすすめな人:PayPayユーザーで、キャッシュレス決済と住宅ローンの管理を一元化したい方。
住宅ローン選びは、金利だけでなく、手数料や団信の内容、手続きの利便性まで考慮することが大切です。それぞれの銀行の強みを把握し、自分に最適な住宅ローンを選択してください。