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トゲのある花は避けましょう
古くはキリスト教や仏教にて、トゲのある花はお供えには向いていないとされます。トゲは鋭く他者を傷付ける不吉なイメージがあります。
また、お墓にお供えした際に万が一花が飛んでトゲで誰かがけがをしても大変です。宗教的な点とけが防止目的からも、トゲのある花をお供えするのは控えましょう。
具体的には、バラの花が挙げられます。華やかな色味からバラは好まれますが、やはりトゲが鋭いことは避けられません。そのほかにも、アザミもトゲがあるので仏花としては不向きです。
どうしてもお供えしたいなら、トゲ部分をカットする方法があります。
毒を持つ花もタブーになります
死をイメージさせる毒のある花を、お墓参りでお供えするのは良くありません。周囲の人に何らかの害を与えてしまう可能性も考えられます。
しかし、毒を持っていても一見美しく毒など感じさせない花もたくさんあります。お墓参りの際に、毒があるとは知らずにお供えしてしまう人も見られます。
花屋さんでお供え用を買うときには、毒がないか店員に確認すれば安心です。
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匂いがきつく花粉が散る花、ツルが墓石に巻きつく花も注意
墓苑はたくさんの人の墓石が並んでおり、自分たち家族以外にも大勢の人が訪れます。その場をできるだけきれいに保つことも大切なマナーです。
その観点から見て、匂いがきつい花や花粉が散る花もお供えには不向きです。とてもきれいでお供えに良いイメージがあるユリの花は、実は花粉が落ちやすいことで知られています。
風と共に花粉が飛ぶと、お参りに来た人の服を汚してしまうリスクがあります。また、墓石に花粉が付くことも多いです。白御影石のように白い墓石ならなおのこと、花粉が目立つので気を付けたいものです。
墓石を守るためには、ツルが長く巻き付く花も避けましょう。例えばアサガオやクレマチスなどがツル性の植物になります。伸びて墓石に巻き付いても困ります。
お墓参りに訪れる人に迷惑をかけないためには、匂いがきつい花もあまりおすすめできません。ユリやキンモクセイ、梅の花は匂いが広がります。鑑賞するのには良い花ですが、お供えはやめたほうが良いと言えます。
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