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介護老人ホームの主な費用の内訳
介護老人ホームに掛かる費用には、入居一時金と月額料金の2つの種類があります。入居一時金は老人ホーム側に入居前に支払うもので、前払い金とも呼ばれます。
一定期間分の家賃や生活費を前払いするのが目的です。老人ホームの中には一時金は支払わず、前払い金が不要なケースもあります。初期費用を抑えたい、まとまったお金をすぐに用意できないときには一時金がない老人ホームを選びましょう。
入居一時金は基本的に決められた期間で償却されます。5年から10年の償却期間が設けられることが多く、期間が終わる前に退所すると残りの金額が返却される仕組みです。
月額料金は、施設側に毎月支払う料金になります。家賃や食事代、介護サービス提供料などが含まれています。生活費のようなもので、水道光熱費なども入っていることが多いです。
月額料金の他におむつ代や医療費などが発生することもあります。
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老人ホームの種類ごとの費用
入居一時金や月額料金は、老人ホームの種類によって金額は違ってきます。本人の持っている資金や周りが援助できる金額に合わせて、老人ホームの種類を選ぶことも重要です。
介護があまり必要なく、手厚く日常生活のサポートをしてくれる自立型の有料老人ホームでは、高額な費用を支払います。一時金は数千万円から数億円、月額料金は9万から40万円となっています。
金額が多い分施設の設備が充実していたり、個室が用意されていたりと豪華なイメージです。スタッフの質も高いと言われ、十分なサービスを受けられるのが特徴です。
公的な施設であるケアハウスは初期費用が30万円以下、月額料金は7万円から13万円となっています。特別養護老人ホームは入居一時金が必要ないところがほとんどで、月額料金は5万円から20万円の間となります。費用を掛けられない、介護度が重いときに利用しやすい施設です。
施設に入居する前にはどのくらいの費用が掛かるのかきちんとシミュレーションをして、入れる老人ホームを探しましょう。年金だけでまかなえるところもあるので、地域の担当者やケアマネジャーに積極的に相談することも大切です。
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