将来的に受け取れる年金額が増える付加年金。どんな人が受給できる?

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国民年金保険料に400円上乗せして払うことで、将来的に受け取れる年金額が増えるのが付加年金の制度です。
実際に利用することにはどのようなメリットがあげられるのでしょうか。

 

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付加年金に加入できる人とは?

月400円上乗せして払うことで将来的に受け取れる年金が増える付加年金は、誰でも利用できるわけではありません。まずは付加年金に加入できる条件に当てはまるか確認するようにしましょう。

付加年金に加入できるのは、自営業やフリーランスなどの国民年金第1号被保険者になります。一方で厚生年金に加入しているような、会社員などの第2号被保険者は付加年金には加入できません。

さらに、今までに国民年金保険料の免除や猶予を受けている方も利用できない制度なので注意が必要です。

 

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将来的に受け取れる年金が増える

付加年金の制度を利用するためには、月400円プラスして保険料を納める必要があります。月400円、年間4800円となると負担が大きいだけで元を取るのが大変と考える方もいるかもしれません。

しかし、実際には月に400円の負担が増える場合でも将来的な年金の受給額が増えるため、受給開始から比較的早いタイミングで元が取れる可能性があります。元がどのくらいで取れるかという点は、個人の条件によって異なるので、個別にシミュレーションするようにしましょう。

また、実際に受給額が増えるのは3年目からのタイミングになります。例えば65歳から受給を開始した場合、受給額が増えるのは3年目からという点を押さえて制度を利用することが大切です。

 

 

納める税金の負担を減らせるという点にも注目

将来的な年金受給額が増えても、今の月々の支払額が増えると生活面での負担が心配という方もいるかもしれません。しかし支払う保険料が増えたとしても、付加年金で支払った保険料は控除の対象になります。

納めた保険料の分が控除の対象となることで、年金の支払額が増えても所得税の負担が減らせます。実際に支払った付加年金の保険料は全額が所得税控除の対象となるという点を考えたうえで、付加年金の制度について考えていくことが大切です。

月に400円上乗せという部分にばかり注目する方もいますが、所得税控除のことを考えた場合には、大きく負担が増えることはないという点を理解して検討することも忘れないようにしましょう。

 

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